へびの女の子「ぺろちゃん」のお話です。
いろいろな動物とかかわっていくところが、二宮由紀子の「へびのしっぽ」を思い出しました。
へびだから、子どもには嫌がられるし、ちょうちょにはばかと言われてしまうぺろちゃん。おばさんねこをよく思っていないのに、れんげのはなわを作ってくれると聞いた途端評価があがるという点に笑ってしまいました。
自分だけでは、わからない自分の特色。人と関っていくうちに、自分のことがよくわかってくるあたり、児童書ですが、なかなかに深いです。
91ページですが、東君平の絵がふんだんに入っていて、字も大きめなので、年長さんぐらいからOKだと思います。
この復刊創作幼年シリーズなので、もしかしたら、お母さんお父さんの子どもの時に読んだ児童書に出会えるかもしれませんよ。