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ぼくの島」 はなびやさんの声

ぼくの島 作・絵:バーバラ・クーニー
訳:掛川 恭子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1990年03月
ISBN:9784593502400
評価スコア 4.44
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  • 死を含めた生きることを考える絵本

    母が亡くなって母のことを考えない日は一日となく、母との思い出の中にやはり父もいます。

    この本は、母が亡くなる前から亡くなった後、前後してずっと借りていた本でした。

    マサイスというニューイングランドの島に住む少年の一生を描いたものなのですが、

    クーニーの絵本らしく、静謐で淡々と物語は進行していきます。

    よく絵本を通して死を考える、死を扱った絵本を子どもたちに
    ということが言われます。

    父と母、二人亡くしてみて思うことは、どんなに絵本が素晴しくとも

    死は体験をもってしか、身にしみないのではないのかということです。

    それでも、死ということを考える絵本として、真っ先にこれが私に浮かぶのは、

    母が亡くなるのと前後して借りていたというだけではありません。

    生と死を対極にとらえる考えもあるでしょうけれど、

    死は生との陸続きにあるのです。

    死が訪れるその瞬間まで、人はどんな形であれ命を燃やし続けて生きているのですから。

    そういった意味で、ニューイングランドの一つの島で、一生を終えたマサイスを描いたこの作品は、

    私にとっては死を含めた生きることを考える絵本なのです。

    クーニーの描く、空の水色、海の青がとても美しい作品でもあります。

    素材に忠実に描くことを大事にしていたクーニーなので、この作品についても

    丹念な取材を行ったのではないでしょうか。

    死を考える時に、必ず生きるということも考えるように思います。

    どこまで生きられるのが、寿命というのは誰にもわかりません。

    それならば、死が訪れる瞬間まで、自分のためにだけでなく、何か一つでも人のお役に立つことをして

    生きていけたらと思うのです。

    投稿日:2010/12/09

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