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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

いっしょにいたらたのしいね」 さみはさみさんの声

いっしょにいたらたのしいね 作:パズ・ロディロ
絵:ジョゼフ・ウィルコン
訳:久山 太市
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:1996年11月
ISBN:9784566003521
評価スコア 3.33
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みんなの声 総数 2
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  • どこか日本画のような美しい絵です

    図書館で見かけて、絵の美しさに惹かれて借りました。

    初めて見る絵本を「これ読もう」と言って私が開くと、嫌がって、いつも読んでいるお気に入りの絵本を持ってきて「こっち読む!」という息子。そういういつもの最初の反応が分かっていたので、さりげなく私一人で眺めてから、他の本と一緒に置いておきました。

    すると、後から一人でそうっと開いていました。そして、絵の中のコトリとサカナをそうっと触っていました。

    漢字も使ってあって、2歳の息子にはまだ早いかもしれません。しかし、話の内容は複雑ではなく、お互い友達のいなかったコトリとサカナが出会って友達になり、互いの世界を見たくなった両者が、魔法の力を借りて友達を訪ねるのだけど、行き違いになるというもの。肝心の友達のいないその世界は、聞いていたほど楽しい場所ではなかったけれど、最後は無事に再会し、二人で一緒に旅にでることにします。きっとこれからは二人一緒で楽しめるのだな、と想像して終わります。

    派手さはないけれど、すうっと引き寄せられるような静かな絵です。絵本にはめずらしく金色が使ってあるのですが、嫌みな感じはなく、屏風絵のような印象もあります。それを目一杯活かす大型の作りも良いと思います。

    息子は話はあまり聞いていませんでしたが、とにかく絵をじっと見つめていました。

    「友達っていいね」というような教訓というかメッセージを与える絵本は、あまり私の趣味ではないのですが、この本の場合は、子供に媚びない本物の絵が、かなりのプラスポイントとなりました。非日常の世界にいつの間にか引き込まれてしまいます。

    大きさと金色の印刷のためか、少し高価ですが、購入しようと思っています。

    投稿日:2010/07/06

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