あたしのすきなもの、 なぁんだ? あたしのすきなもの、 なぁんだ?
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はらぺこあおむし」 VERONICA’S HOUSEさんの声

はらぺこあおむし 作・絵:エリック・カール
訳:もり ひさし
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:1976年05月
ISBN:9784033280103
評価スコア 4.8
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  • 命への賛歌

     白い月の微笑みに、ダ・ヴィンチの描いた『モナリザ』を感じます。中性的で神秘的でなにかを語りかけてくるような永遠の微笑み。
     一粒の小さな卵は、月明かりに見守られてこの世に誕生します。それは小さな小さな虫ですが、大きな大きな大切な命です。藍色の闇に浮かぶ白い月は、生命の誕生という宇宙の神秘を物語っているようです。私はこのはじまりの絵が大好きです。

     一変して、子どもの顔ほどもある金色の太陽が卵を孵化させます。昇っては沈む太陽は、暦の巡り、成長を象徴しているようです。

     子どもが初めてお乳以外の食べ物を口にするのは、フルーツですよね。それからキャンデーやキャラメルやチョコレートの洗礼を受け、時には大人顔負けの嗜好品を喜んだり、とにかく大人が食べている物はなんでも食べてみたい、好奇心と食欲こそが子どもの本分であり、多くの大人が望むことです。
     「うわーー食べ過ぎだー」
    子どもも私も嬉しくなってしまいます。

     だけどお腹が痛くなってしまう。この情けない気持ちはどうでしょう。しょんぼりとしてしまいます。子どもの小さな胸は、幼い後悔でいっぱいになります。

     でも、大丈夫!体は、自分に一番相応しいものを誰に教えられることなく導き出します。それは体(生命)そのものが自然であるからではないでしょうか。自分に必要なものがなにか知ることが出来た青虫は、どんどん大きくなっていきます。これはまさに子どもの成長そのものという気がします。

     最後の蝶のペイジを開くと、子どもたちは色を数えはじめます。
     「これはサラミの色だよ。」
     「これはキャンデーだ〜」
     「ピクルスもあるよ。」

     そうしてしょんぼりして感じた小さな後悔が、ひとつも無駄なことじゃなかったことを知り、ホッと安堵するのではないでしょうか。
     作者の温かいまなざしと、命への賛歌を感じる一冊です。

    投稿日:2002/12/07

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