本当に抱きしめたくなるような気持ちになる絵本です。
息子が5歳の頃に読んであげました。
デパートのおもちゃ売り場で,いつか自分も誰かのうちに買われていくの夢見ている人形のコールテンくんと友達が欲しい女の子の素敵な出会いが描かれています。
動かないと思っていたコールテンくんが,夜中のデパートでとれたボタンを探して歩く不思議な場面。
そしてラストの女の子がコールテンくんを抱きしめる場面。何度読み返しても,温かい気持ちになります。
息子も,それほどぬいぐるみが好きなわけではないですが,この絵本は別のようです。
人間の前では,話せないと思っていたコールテンくんが,最後に女の子の問いかけに答えます。友だち(コールテンくん)を愛する気持ちが引き起こした奇跡なのか?とても印象に残ります。