教え子の中に、いい絵本を見つける名人がいます。彼女は自分で買った絵本を担当する幼稚園のクラスの子どもたちの惜しげもなく提供し、貸し出しもしていました。時々仕事が休みの日に母校を訪ねてくれて、後輩の前で絵本を読んでくれました。その後結婚して退職してから来てくれた時にこのデイビッドを読んでもらいました。最後のページでウルっとしたのは私だけではないはず。子どもってみんなデイビッドな面があると思いました。そして絵本を読んでもらうのって、本当にいいなぁ!と改めて実感したものです。この時彼女はまだ1歳に満たない赤ちゃんも連れてきてくれました。子育てしながらも絵本探求は続いていて、現在も時々いい絵本を紹介してくれます。