ものすごく小さい時に読んだ記憶がありましたが、改めて読んでみたくなり、探してきました。
他の絵本が悪いわけではないのですが「かにむかし」と言ったら、
この表紙絵がパッと浮かんでくるくらい、代表的な1冊だと思います。
改めて読むと、字も普通の絵本よりやや大きめだし、清水崑さんの絵はどのページもこれでもか〜って画面いっぱいに描いてあって迫力がりました。
そしてかにの子どもたちはただ力なく泣いているわけでなく、猿のところへ『戦いに行く』んですね〜。
きびだんごを持って!
桃太郎もそうですが、なぜ、きびだんごなんでしょうか?
昔、吉備津彦尊命が鬼〈当時は”温羅”と呼ばれていた〉をやっつけたから?あやかって……でしょうか?
「かにどんかにどん、どこへゆく」
「さるのばんばへ あだうちに」
「こしにつけつるのは、そらなんだ」
「にっぽんいちの きびだんご」
「いっちょくだはり、なかまになろう」
「なかまになるなら やろうたい」
という掛け声がまた楽しかったです。
(これは博多弁?九州地方の言葉だと思うのですが)
登場する援軍たちもこんなのもいたっけ?と笑いを誘うやつ(はぜ棒)までいて、楽しかったです。
今度柿のなる季節に子どもたちに読んでみたいです。