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三びきのコブタのほんとうの話」 はしのさんの声

三びきのコブタのほんとうの話 作:ジョン・シェスカ
絵:レイン・スミス
訳:いくしま さちこ
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1991年11月13日
ISBN:9784001106121
評価スコア 4.23
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みんなの声 総数 46
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  • 真実を探しだせ!

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    イギリスの昔話『三びきのこぶた』が、ぶたの視点から語られていたのに対し、『三びきのコブタのほんとうの話』は、オオカミの視点から語られている。

    オオカミに言わせれば、大好きなおばあちゃんの誕生日のバースデイケーキにつかう砂糖を借りに行っただけだという。わらのいえに住んでいるコブタと木の枝で作った家に住むコブタは、オオカミがくしゃみをして彼らの家を吹き飛ばしてしまったときに、死んで発見されたのだという。三びき目のコブタは危うく難を逃れている。
    さて、ここで悩んでしまうのが、これまで語られてきた『三びきのこぶた』はどういう話であったかということである。こぶたは食べられなかったという説もあれば、こぶたたちがおおかみを食べたという説もある。これは読者の勢力をあげて真実を探さなければいけないだろう。

    緻密な絵の中にちょっとした毒がまぜられている。チーズバーガーからはみ出しているものは何か?バースデイケーキを作っているボールからはみ出しているものはなにか?怖がりだけど興味がある読者はよく観察して欲しい。他にもこの絵本は、いろいろなところで工夫がされているので細部まで楽しんで欲しい。
    裏表紙の犯罪の行われた現場の絵がなんともかわいらしい、いや、せつない。

    投稿日:2009/06/18

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