長さんのナンセンス度全開の作品。
月夜の湖の岸辺に、怪獣の出現を待っている男。
その前に現れたのは・・・。
まずは月明かりの中のナンセンスな展開をお楽しみください。
本物の美しいシンクロナイズド・スイミングを見るたびに
頭の片隅で思い出してしまいますが・・・。
がっかりした男の気持ちもよおくわかるんですけど、
それは男のわがままでは?などとも考えてしまいます。
どうして、目の前の怪獣の現実を受け入れないんでしょうか?
自分の期待通りの展開でないとこれは違う、と拒絶してしまっているのでは?
ある社会学者が書いていました。
社会の分析なんて、所詮、その社会の期待する分析結果でないと
受け入れてもらえない、と。
つまり、現実そのままを報告することを求められているんではなく、
自分達に納得できる分析を求められている、と。
そんなことを思い出してしまいました。