グラタンの大好きなおばあさんと、
グラタン皿のアヒルの物語。
ある日おばあさんに愛想をつかし、
グラタン皿から飛び出して、外の世界へ出て行くのですが・・・。
シチュエーションは全然違うのですが、
残されたおばあさんの寂しい気持ちと、
頑張って外の世界で場所を見つけようとするアヒルが、
母親である自分と、
独り立ちしていこうとする息子に重なった気がしました。
この春小学生になる息子にも、
外の世界ではいろんなことが待ち受けていて、
このアヒルのように、思考錯誤を繰り返していくんだろうな。
そして、いろんなことを試したけど、ダメだったときは、
おばあさんのように、アヒルの帰りを暖かく迎えてあげたいものです。
6歳の息子にとっては、アヒルの冒険のお話でも、
私にはいろんなことを深く感じさせられた一冊でした。