主人公の一平は「ちょっとういてる」。
だから仲良しのお友達がいない。
・・・というのは、それだけでお話が二冊出来てしまうほどだったのですが・・・
そんな一平が「ともだち」について考え、妹やお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんのお友達事情を気にする。
そして「さびしい老後はいやだな」と考える。
大人から見ると、何とも子供らしい発想で可愛らしく感じますが、本人は大真面目ですよね。
でも一平の、ほんの少しの勇気と行動で、かけらほどの共通点があるだけでお友達になれるかも!と思えるようになっているラスト。
何だか読んでいて、私自身もほっとしてしまいました。