いとうひろしさんの世界が好きなので、図書館で手に取りました。
「クグノタカラバコ」→クグさんの宝箱、という意味なのですが、これは実はクグさんが設立した博物館の名前なんです。
この博物館が、一筋縄ではいかないクセモノです。
この本を読んだ息子がまずウケたのは、道に迷わないとたどり着けない不思議な立地。とある街から「道に迷って約5分」ですって。
このフレーズに、息子は大笑いでした。
そして陳列してあるモノたちがまたすごいのです。
安っぽいプラスチックの水鉄砲、食パンが一枚、などなど。
でも、それぞれのものにまつわるクグさんのお話に、ひきこまれます。
いとうひろしさんの不思議ワールド全開の、なかなか深い味わいがあるお話です。