「幽霊滝の伝説」は、小泉八雲の中でも最後の陰惨さが強烈で、際立った怖さのあるお話です。
ほとんど怖いもの見たさでページを開いたのですが、朱華さんの絵はギリギリセーフ感覚で、最後をまとめてくれていてホッとしました。
スタートからゾクゾクするような絵が続きます。
お話も怪談を聞いているかのようなインパクトで文字化されています。
紅い花が、血の色のように象徴的です。
手と足だけになってしまった赤児の姿を、誰も見たくはないでしょう。
想像の形で終わる最後が、かえって怖さをかきたてているようでみごとでした。