作者のマーヒーはニュージーランド出身のようです。私は最初、英語版をニュージーランド人の友人にもらいました。絵がとても緻密で優しくていいです。農場の若いお母さんが、散らかった家の中で赤ん坊と幼児の育児に奮闘?している様子がよくうかがえます。しかし、家の周囲にこれだけの畑と牧場があるのは、さすがにニュージーランド! その小さい男の子が、草地にライオンがいると空想するところから物語は始まります。お母さんは、その子をちょっとうるさく感じているのかもしれません。よくあることです。そして子供は、自分だけの空想の友達を持ち、成長するのかもしれません。我が家の5歳児にまだその兆候はありませんが……。そういえば我が家の子供たちは、この本のドラゴンの絵が好きで好きで、何度も真似して描いてもらいたがりました。