先に読んだ息子が、「『ランパンパン』に似てるよ」と言いました。読んだ本を比較するほどに成長したのかと、その成長ぶりに驚きました。
金の足を王様にとられたひよこが足を取り返しに行きます。その道中が、「ランパンパン」に似ているのです。
小さな物が自分よりも大きな物を飲み込むというのは、実際にありえないのですが、封建制度で、酷使されていた民衆たちが立ち上がり結集すれば、このような力になるかもしれません。
風刺的な意味合いが元になって作られた民話なのかもしれないと思いました。
ひよこの飄々として淡々とした姿が印象に残りました。