こぞうのベノとフレディはなにをするにも一緒です。ある日、フレディの家族が新しい草原に旅立つことになり、二人にお別れの時がやってきました。ベノは大好きな友達との別れを乗り越えられず、めそめそするばかり。悲しんだあげく、物知りのホレイカのところへ相談に行き、『三つの自分ができること』 を授かります。 そして・・・。
暖かみのあるイラストと、賢者ホレイカの心に響く言葉が、とっても印象的でした。
友達との別れを経験した子どもには、心癒される一冊になるでしょう。
私は三月に、クラス替えを控えた子どもたちを前に、この本の読み聞かせをしました。別れの後には、新しい素敵な出会いがある・・ ってこともちょっぴり届いたみたいです。
作者のモニカ・バイツェさんは、心理学を学びセラピストとしても活躍されており、この 『いつだって ともだち』 は彼女のデビュー作です。今後の作品が待ち遠しいです。