最初のページは山の上。そこはまだ冬。寒い地域で雪がたくさん降り積もっている。
そこから、ページをめくるごとにトンネルを抜けながら、どんどん下って、
最後は海辺。春の菜の花のきれいな温かい地域に行きつく。
最後のページから逆に読んでもよし。
懐かしい情景が細かく書き込まれていて、電車だけでなく、こどもといろんな話ができる。
仕掛けのトンネルに入ったときに、乗車客たちの様子や行動も変わっていくのもおもしろい。
1歳の息子のお気に入りの絵本。
残念なのは、雪のページの絵が多かったこと。
全部、ちがった景色になればよかったのに。
また、絵のタッチがもう少しおしゃれな感じだとよかったのに。
でも、よく考えられた構成の絵本だと思う。