有名な絵本ですので、内容は読む前からほとんど知っていました。
そのせいか、ジーンと来たのですが、同時に「ベタだなぁ」とも思ってしまいました。
だけど、そのベタさがいいんです。
宮西さんの作品を読むと、
「愛するとは」ということを考えさせられ、
照れ臭いけれど「愛してるよ」と子ども達にちゃんと言葉で伝えなきゃ、
と、いつも思わされます。
思っているだけじゃなく、以心伝心だけじゃなく、
はっきりと表現して伝えることの大切さを感じます。
そして、ティラノザウルスの「自分の愛をハッキリ伝えないこと」もまた、
愛なのだと思います。
ウマソウのためを思ってなのですから。