バーバパパ大好きな息子が図書館で選んだ絵本なのです。初めて読んだ時は「ひなんじょ」「ハンター」「地球」・・・などの難しい言葉が多く、内容も環境問題に触れているので、まだ少し難しいかな?と私は思いました。案の上、「なんで水が汚いと動物が困るの?」「どうして、みんなお顔に変なマスクをつけているの?」「なんで動物を殺すの?」などの質問がぞくぞくと飛び出しました。ひとしきり環境問題について話して聞かせると納得したようで、それからはこの絵本ばかりをずっととりつかれたように読んでいます。今では息子は一言一句空で暗唱できるまでになりました。四六時中この絵本を離さないので購入しようと思っています。
また、1歳の娘も、内容は全くわからないようですが、「ぞうさん、きりん」と動物の名前を叫びながら喜んで眺めています。動物好きなお子さんにお勧めです。
内容は、環境を汚染したり、動物を殺したりする人間をおいて、バーバパパ家族と地球に住む動物がはこぶね型ロケットに乗って別の星に飛んで行ってしまうというものです。動物たちに出ていかれて初めて、自分たちの行いを悔やんだ人間たちは・・・。
いまでこそ、エコや環境破壊についていろいろと問題視されていますが、この絵本が描かれたころからすでに作者は環境問題を危惧していたのだなぁと感心しました。楽しいだけで終わらない、とても考えさせられる絵本です。まだ、早いかなと思っても、お子さんと環境問題について話すいいきっかけになると思うので是非手にとって欲しい絵本だと思います。