お菓子の缶がミキサー車に変身。あまりに突拍子もなくてビックリしていると、そのミキサー車に乗って、ゆうちゃんが町をぬけ、森をぬけます。車好きの男の子のお話かな?と思っていたら、思わぬ方向にお話がすすみました。
ゆうちゃんは、出会う人たちにもらったいろんなものをミキサーでまぜながら走ります。一緒に読んでいた子どもたちは、自分が大好きなものが出来上がったので、「えーっ」と目を輝かせて驚いていました。
ラストシーンで、本当にたくさんの子どもたちがゆうちゃんのミキサー車を囲む場面が素敵です。子どもたちは「もっともっと列ができたんだろうね!」とうれしそうでした。自分も一緒に並んだ気分になっていたのかな?
片山健さんの味のある絵で描かれた動物がとっても印象的でした。