アパートから一軒家に引っ越すことになり、しのちゃんは念願の動物がかえるようになります。そういう子供のわくわく感がすごく伝わってきて、ページをめくるのが楽しい本でした。しかし、お菓子をもって動物探検に行くのですが・・・。お菓子に動物達はつられてしのちゃんちに行くのかな!?と思ったら、動物達はそれぞれ人と離れ自由な生活を送っていて、しのちゃんの誘いを断ります。こういう視点からの見方もあるんだな〜と思い、ちょっとびっくりもしました。もし野生の動物なら、自分でえさをとって自分で頑張って生きなければいけないこと、人間にかわれていたとしてもそれが幸せとは限らず、逃げ出す動物もいるということを改めて教えられました。かわいらしいお話のなかで、動物を飼うことの大切な意味を教えてくれる1冊でした。