ドングリの名前は”ケーキ”。コウくんがつけた名前です。
コウくんの特別なドングリです。
コウくんとケーキはいつも一緒のようです。
ある日うっかりケーキは落ちてしまいます。
ケーキは見つけてもらおうと頑張ります。
コウくんは何日もケーキを捜しますが・・・
ドングリのコウくんを想う気持ちが切ないです。
ずっとずっと長い間、変わらずにコウくんを想い続けています。
コウくんにもその気持ちが残っていたのが分かった時は
読みながらちょっと泣きそうになりました。
私はコウ君を見守るドングリの立場でお話を読んでいましたが、
コウくんの立場でお話を聞いていたようです。
誰にも触らせたくない宝物を持っている、我が子には
コウくんが宝物をおもう気持ちは共感できたんじゃないかな?
子供は「なんで?ケーキって分かったのがスゴイ!」と感心していました。
子供と、大人とでは感じ方が違うお話かもしれませんが
読み終わった後ほんわか幸せな気持ちになれるのは同じようです。