パン好きなので、どんな話そしてパンが出るのかワクワクしながら本を開きました。でもストーリーの始めのページはとても寒そうな街の絵。ここからどうパンが出てくるのでしょうか?
その答えは次のページで判りました。街の住民達は早く寒空からおひさまが顔をのぞかせてくるのを待っていて、パン屋さんが本当のおひさまの代わりにパンで“ちいさな”おひさまを作ったのですね。
皆の思いが込められて出来たおひさまパンは、本から香りやあたたかみが本当に伝わってきそうで、すっかり本の中に引き込まれました。なんていったって本当のおひさままでパンを食べたのですものね。
私達が読んだ時もちょうど春がきた時でした。どこかでおひさまパンを作ってくれたのかな?来年は私達もおひさまパンを作って寒い冬を乗り切ろうかな、と思いました。