チリンのすず」 みいつけたさんの声

チリンのすず 作:やなせ たかし
出版社:フレーベル館 フレーベル館の特集ページがあります!
税込価格:\1,595
発行日:2023年09月08日
ISBN:9784577051825
評価スコア 4.24
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みんなの声 総数 20
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  • 4才の娘が涙をこらえて読んだ絵本です。

    こちらの「チリンのすず」は、
    やなせさんの「わたしが正義について語るなら」
    という本で語られていて、
    ずっと読んでみたいと思っていました。

    「わたしが正義について語るなら」では、
    戦争を体験したやなせさんは、
    喜びと哀しみの感情や、複雑な社会のできごとに、
    心を揺さぶられながら、
    当時を生き、作品作りをされていたことが書かれていました。

    実際に「チリンのすず」を読むと、
    胸をつかまされる哀しいお話です。
    表紙からは想像できない、
    おそろしいけだものになるチリン。

    いっしょに読んだ娘も、
    涙を留めた目をして、
    「どっちが先に死んじゃったの?」
    「だれが死なせたの?」
    「かなしいおはなし。」
    自分の持っている言葉の中から、
    感じたことやわからなかったことを、
    声に出そうと言葉を探していました。

    「こう感じてほしい」、
    「こんな正義感をもってほしい」、
    そんな親の雑念を横に置いて、
    現実世界にある、喜びと哀しみが隣り合う状況を、
    描き抜いた名作に、心が打たれます。

    ところで、こちらの作品、
    軽くおすすめできる作品ではないかもしれません。
    なぜなら、うっかり読んでしまうと
    哀しさに打ちひしがれてしまうかもしれない
    と思うからです。

    でも、「アンパンマン」以外のやなせさん作品を知ってから出会う「アンパンマン」は、
    これまでとは違う「アンパンマン」だと思います。

    アンパンマンとの再びの出会いに、ぜひ。

    投稿日:2025/04/21

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