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移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

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ふしぎなたね」 こはこはくさんの声

ふしぎなたね 作・絵:安野 光雅
出版社:童話屋
税込価格:\1,815
発行日:1992年
ISBN:9784924684676
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,513
みんなの声 総数 29
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  • 「タネを1つまくと、次の年には2つ実る」と、基本は、倍々計算の絵本なのですが・・・。
    心地よく、予想を裏切られました。

    まず、主人公はタネをガンガン増やしません。
    なまけものの主人公、最初に2つのタネをもらうのですが、毎年1つ食べて1つ埋めるので、タネはいつまで経っても、2つより増えないのです。

    じれったくなって、「全部埋めるの!!それじゃ、増えないよ!!」と声を上げる子どももいるほどです。

    やがて、男は気づいて、やっとタネを2つ埋めます。
    そこからは、収穫したタネを、食べたり、蓄えたり、配ったり・・・そのたびに、+、−、×、と計算を繰り返し、数が安定したところで、まさか!?の結末。
    数同様、永遠に続く物語が、穏やかに、予感させられます。

    安野さんは、ゆっくりとこの本を作られたとのこと。
    読み手も、鉛筆片手に、美しい金と赤の実や、優しい登場人物(動物)の表情を味わいながら、ゆっくり数を楽しめます。

    心が豊かになる、一冊だと思います。

    投稿日:2021/03/05

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