読み始めてびっくりしました。
ひとりぐらしの中年のおじさん。面倒くさくておさらを洗わない。タイトルそのままのストーリーで、なんの冒険があるわけでもなく、使い終わったおさらが積み上げられていく。
こどもに何の夢も与えられないじゃない!
ところが後半から、ちょっとユニークな展開になっていくのです。はいざら、植木鉢、かびん、何でも使えそうなものを使うおじさん。そしてもう本当に何もおさらとして使えるものがなくなると、ちょどよく雨が降って・・・。
読み終えたときには、こどもはすっかりこのユーモアにはまってました。
「すごいねえ〜。」「ぼくだったらもっと高く積み上げられる!」「ぼくだったらふでばこも使うな」「ぼくだったら・・」その後は「ぼくだったら・・」のオンパレード。食器を洗うという日常の生活がこんなに想像力をかきたてるものになるとは正直言って驚きました。
でも大きくなってこんなおじさんにはならないでね(笑)