みなみのほうに くとつのくにがありましたとはじまります
その国の山に竜が隠れていると昔から話されていたのです
こわいりゅう おそろしいりゅう
ふしぎなこどもは 竜の話を聞きたがり
自分の誕生日にりゅうをよびたいとお母さんに行ったのです
そして山へ出かけていくのです
何日かして 子供は りゅうのほらあなを見つけたのです
そして 自分の誕生日に来てほしいとりゅうにたのんだのです
りゅうは鋭い眼をしていましたが 優しい子供の話を聞くと
「ありがとう」と大粒の涙を流したのです・・・
涙は川の流れになり 子供はりゅうの背中にのり町へ帰って
きました
なんとそのりゅうは川に浮かぶ 大きな船に変わったのです
浜田ひろすけさんのおはなしで いわさきちひろさんが絵をかきました
心やさしいこどもにすくわれたのかな〜