ドワーフじいさんが自分の家を作っていると、森の中からやってきた動物たちが次々に自分の部屋も作ってほしいとお願いしていくお話です。
家がとても素敵なので、作者のプロフィールを見てみると、建築修士課程卒でした。さすがと思いましたが、なかなか本格的でなおかつ夢のあるお家になっています。
作業過程もいのししやくま、さるなどみんなで手分けして得意な分野をこなしていきます。また、作業もきちんと絵の中で一目見てわかるようになっていて、そこも「なぜ、何?」の多い息子には理解がしやすいようで納得してみています。
ドワーフじいさんも一人より、みんなの家が楽しい、という考えに変化していきますが、動物たちはとにかく楽しそうでみんな仲良く表情も笑っていたりして、ほんとうにその作業風景が目に浮かびます。
とてもよい絵本だと思います。