私はこの本を読んでとても感動しました。
「自分のだめだけではなく、人のためにする」と花さき山に一輪のきれいな花が咲く。大切なメッセージをこの絵本から受け取ることが出来ました。
特にあやが妹のために着物を我慢するシーンが印象的です。あやの気持ちを考えると本当に切ないけど、その代わり「おまえはえらいね」と、花さき山ではあやのために赤い花が一輪咲きます。
自分が人のためにしてあげることで、我慢しなければならないとき、どこかでそのことを見守っていて自分を褒めてくれる存在、それが花さき山なのかも…と思います。
私は学童保育で子ども達に読み聞かせしましたが、子どもたちも真剣に聞いてくれ、その目には何か感じ取っているようにも思いました。子ども達だけでなく、大人にもおすすめの絵本です、ぜひ読んでみて下さい!