これは母が若いとき、自分で自分のために買った本で、
もう大人だったけれど、気持ちは「自分探し」
思春期真っ盛りでした。
そのとき深く心に響き、影響を受けた本でした。
…本棚にあったこの本を最初に息子に見せたのは4歳の頃だったでしょうか。もう手にとることもなく、ほんの気まぐれだったのを覚えています。
その時、彼は新しいクラスになかなかなじめず、生来の生真面目さもたたって、浮かないことが増えてきた時期でした。
どこまで理解しているのかわかりませんが、
とても純粋に喜んでよんでいました。
シンプルな絵の中でうれしさを感じたり、悲しさを感じたりしているようでした。
それ以降、忘れたときに時々よみたくなるようで、ごくたまにもってきます。
いつか本当の思春期がやってきたとき、どういう気持ちで読むんだろうな。