『ティラノ』シリーズの第二弾です。
プテラノドンのおとうさんとおかあさんは、自分たちの子どもをしっかり育てたんですね。傷ついたティラノを見て、「どんな ひとでも、こまっていたら たすけてあげるのよ」というおかあさんの教えを思い出し、ティラノの看病をはじめたのですから。もう立派なプテラノドンとして自立しているんですね。
別れはすれ違いになってしまいますが、それぞれの道を歩んでいくのが恐竜の生き方なのかもしれません。最後のページの岩山のてっぺんに魚を持って座っているティラノが、泣いているように見えるのは私だけでしょうか。