もう何度も読んでいますが、何度読んでもいい絵本です。
数々の名作を書かれているあまんきみこさんのほんわかとした心が優しくなるお話に、タッチにファンタジーを感じさせる酒井駒子さんがピッタリの絵を描いており、読みながらも、その世界観にドップリ浸らせていただきました。
題名から、キツネが神様なのかと思って読んだのですが、読み終わってキツネにとっての神様のことであることがわかりました。もしも自分が、神様なんて言われたら、くすぐったいけれど、悪い気はしませんよね。
キツネと人間が、縄跳びを通して、心を通わせ寄り添う姿が、何とも言えず心温まります。
「おおなみ こなみ ぐるっとまわって きつねのめ」
のフレーズに、親子揃って、
「えっ、なんで?]
となり、ぐいっとお話に惹き込まれました。
主人公のりえちゃんの優しさが、読んでいて嬉しくなります。
子供の学校で、三学期に縄跳びに取り組んでいるので、読み聞かせに行こうと思います。