擬人化が、ものすごく上手いです。
題名が長くて、個性的なところも私的には好印象でした。
作者は韓国の方ですが、小さい頃3年間くらい日本で過ごしたことがあるそうです。
訳者は韓国の文化や歴史を紹介する仕事をしてらっしゃる神谷丹路(かみやにじ)さんです。(変わったお名前ですよね〜)
最近、海外の、特に日本近隣の中国や韓国、東南アジアなどの作家の絵本に興味があり、よく読みます。
今までよく目にしていたヨーローッパやアメリカの絵本とは(当たり前ですが)、視点が全然違って、新鮮で面白いんです!!
この絵本も、縫い物上手と評判の女性が主人公かと思いきや、本当の主人公は擬人化された裁縫道具たちだったのです。
訳者が韓国に思い入れが多いせいなのか、文章がとても自然で駄洒落っぽい台詞に楽しませてもらいました。
どの国にもピンからキリまであると思いますが、アジア各地の絵本をもっとたくさん読んでみたいなぁ。