中川 李枝子さんの「いやいやえん」を読んだ後だったので、お話が似ているなあと思いました。いやいやえんでは「嫌いなものは食べなくてもいい」ということになっているので、「お弁当なんかいやだい。」と言ったしげるはお弁当にありつけませんでした。「いやいやえん」の方が子供にとってはきつい薬だと思います。
実は私も朝食にコーンフレークしか食べようとしない娘に、毎朝コーンフレークを出し続けたことがあります。何日か続けると、コーンフレーク以外のものを欲しがりました。飽食の世の中で食べることの大事さを伝えるのは難しいですね。
当の娘はこの本を気に入ったようです。フランシスやお友達のお弁当がおいしそうです。同じ物ばっかり食べてたらいけないんだよ、何でも食べる食事は楽しいよということを教えるには良い本だと思います。