自分に自信がなくて、自分を「きらわれてる」と心に傷を持つヘビさん。
きつねの態度から、敏感にもそれを感じ取ってしまい、さびしい思いを抱えたまま冬眠に入ってしまいました。
やさしいきつねだけど、やっぱり苦手な友達がいるんだな、きつねも普通の子なんだな、と思う反面、控えめなヘビさんにはもっと優しくしてほしかったと複雑な気持ちになりました。
でも、冬の間中、ヘビさんのことが気になっていたきつねは、やっぱりただもんじゃなかった!
そして春になったとたん、しっかり自分の反省を行動に移したきつねは、称賛に値すると思います。
いじめが横行する世の中で、きつねのように振る舞える子どもが一人でも多くなってくれることを、強く願いたいと思いました。
ヘビにも、握手する手があったらよかったな、とおしい気持ちになっていたところ、お話の最後にはやっぱりこのシリーズならではの温かい「おち」がまっていました。
尻尾で握手だなんて・・・
よかったね、ヘビさん(●^o^●)