短い簡潔な言葉の中に、ふうこちゃんとお父さんのおだやかなやさしさが感じられて、大好きな絵本です。ラスト、ふうこちゃんが、「ママのところにいってこい!」とかわいがっていたことりを飛び立たせるシーンでは、いつもじーんとしてしまい、涙目で読み終わるので、子供たちは必ず顔をのぞきこみます。ほんとうは自分もママに会いに行きたいんだろうけど、そんなこと一言もいわないで、ことりにその気持ちを託しているんだな・・と思うのですが、まだそんなところまではこどもたちには伝わらないようで、ちょっと残念。自分自身が大好きな一冊です。