ある朝、しまうまのしまこさんは、人間の子供にこう聞かれます。
「ねえ、きみって くろいしまもようのしろいうま?
しろいしまもようのくろいうま?」
自分でもどっちかわからない しまこさんは、やってきたキリンに同じ質問をしてみますが・・・・。
こういう素朴な質問は、実に子供らしい発想ですね。
大人は、「そういうもの」と受け入れて疑問にすら思わなくなってくるような事も、見るもの聞くもの触るも全てが新鮮な子供時代には、こういった疑問は山のようにあるのでしょう。
「そういえば どっちなんだろう??」と、
読んでいて私も気になり始めました。
しまこさんだけじゃなく、その後登場してくるキリンやサイ達も、
「自分はどうなんだろう?」と悩みはじめる場面では、ますます増える疑問に「うーん」と唸る事でしょう。
小学校低学年位までの読み聞かせにお薦めの作品です。