文章はたったこれだけ
「これから ふたりは、えんにちに でかけます」
後は、ずっと絵だけで物語が進んでいきます。といっても、縁日の出見せの業者さんたちがお店の準備をして、人が集まってきて…という、
「えんにち」の1日をおっているだけのものです。
1973年に「こどものとも」で発行された絵本なので、
(ぼのさんもかいていますが)今どきの縁日ではなく、かなり昔の縁日の風景でした。
子どもの頃に見た懐かしいお面や、ひよこ売りの見せ(ひよこはほとんどの家の子どもが騙されて、一度は買いましたよね)。
ひよこ売りのそばの「たこちゃん風船」も懐かしいです。
浴衣の柄も、子どもたちが着ている服も、足元の下駄も、
今はこんなの見ないよね(^^)って感じで、そこがまたよかったです。
うちの子どもたちは、「色のついたひよこがいる!?」って、びっくりしてました。(今はほんとに見ないですもんね〜)