クリスマスが大好きなエミリーのお話し。でもこのエミリーはクリスマスには欠かせないサンタクロースがこわくて仕方がないのです。サンタが煙突から入ってこないようにしたり、ママのアドバイスで、台所のテーブルまでならはいっていい、といった手紙を書いたり。
サンタクロースがエミリーの家を出発する場面で、明かりのついた窓から見ている子ども(多分)が何人かいるのが、とても気に入りました。
数あるクリスマス絵本の中で異色に感じました。それだけに新鮮で、サンタクロースを怖がっている子どもって案外いるのかもしれない、と思いました。実際にサンタさんの手紙の挿絵のようなサンタクロースなら、本当に怖いです。