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のにっき−野日記− 作・絵:近藤 薫美子
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1998年
ISBN:9784752001089
評価スコア 4.14
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みんなの声 総数 13
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    近藤薫美子さんの絵が好きな息子が選んだ1冊です。
    絵本のタイトルから内容が想像できなかったのですが、
    それは、衝撃的なワンシーンから始まります。

    イタチの母親の死。横たえた亡骸。

    母親の死を感じた子イタチは母親の側を離れ、その代わりに
    虫たちがやって来ます。日に日に増えつづける虫たち。
    母イタチの亡骸を「いいにおいがする」「うまそうだな」と
    おしゃべりしています。

    そう、虫たちにとっては、亡骸は命を繋ぐ貴重な食料なんですよね。
    虫以外にも、鳥やネズミといった小動物もやって来たりと、
    母イタチの亡骸が日を追って分解されていく様子が日記として
    描かれています。

    死を食べて、命を繋いで生きていく虫や小動物たち。
    リアルでありながらも虫たちの会話がユーモラスで、子供が
    こういう連鎖を現実として知り、受け入れることへの抵抗を
    和らげながら教えてくれる、とても貴重な1冊だと思います。

    以前、息子に「動物や虫は死んだらどうなるの」という質問を
    されたことがあり、この絵本で描かれているようなことを何度か
    説明してやったことがあったため、息子はすんなりこの絵本の状況を
    飲み込めていて、逆に、虫たちの嬉しそうな楽しそうな様子を見て
    楽しんでいました。

    ラストシーン、子イタチのその後にちょっと感動。
    余談ですが、作者は実際にはタヌキの死骸を実際に見続けて
    この絵本を作成したようです。作者の観察力に敬服しました。

    投稿日:2008/08/13

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