可愛らしい絵に惹かれて購入しました。
自分の食料にするつもりで、ひまわりを育てていくことにしたぴよちゃん。
しかし、育てていく過程で愛着がわき、ひまわりを食料としてではなく、頼れるお友達として接していくようになります。
やがて、秋も深まり、ひまわりは枯れてしまいます。
大切な人を失ったぴよちゃんの喪失感に、大人の方が涙してしまいます。
しかし、次の夏には、こぼれた種から次の世代のひまわりが花開いている姿がかかれています。
命が受け継がれていく自然のシステムが、優しい絵で描かれています。
読後、娘は自分でひまわりを育て、種取りもしました。
育てている期間、何度もこの絵本を引っ張り出しては、葉が出たね、つぼみが膨らんだね・・・と嬉しそうでした。
初夏がくるのを待って、お子さんと一緒にひまわりの種を植えて、一年かけてじっくり絵本の世界に浸ってみることもおすすめします。