我家で人気のあるドン・フリーマンの1964年の作品です。
原題のdandelionは、タンポポのこと。
由来は、タンポポの葉の形がライオンの歯に似ていることからきているようです。
お話は、主人公のダンデライオンのところに、キリンのジェニファーからお茶会のお誘いを受けるところから始まります。
思いきりおしゃれしてでかけたダンデライオンですが、おしゃれしすぎて誰だかわかってもらえません。
結局、雨にあって普段の自分に戻ってはじめて、皆が認識してくれるのです。
最終頁に
「二度とだてライオンなんかになろうと思いません。
ありのままの僕が本当の僕だからね」
とあります。
ありのままの自分であることの大切さを、ストレートに伝えてくれる絵本だと思います。
素朴なタッチの絵もほのぼのとした気持ちにさせてくれることでしょう。