この絵本は、長谷川摂子さんの『絵本が目をさますとき』に載っていして知りました。
親指姫の話はもちろん知っているし、たぶん、子どもの頃に絵本も読んでいましたが、長谷川さんがあえて本にあげているこの絵本はどんなものか、気になりました。
今からざっと40年前に出版されていました。
役は木島始さんだし、絵は堀内政一さんという、かなりゴージャスな組み合わせです。
アンデルセンの「おやゆび姫」を簡略化せず、優しく、キレイに伝えてくれている絵本でした。
簡略していない分、少々文章が長いので、あまり小さなお子さん向けではありません。
堀内さんの絵が素敵なので、お父さんやお母さんが読んであげて、絵だけ見るというのなら、幼稚園くらいからでも楽しめそうです。