車いすの人を町で見かけるたびに
「何か手伝ってあげたい」と思いますが
どう接してあげたらいいのか?と少し構えてしまったりしていました。
でもこの女の子にとって足が不自由で車いすに乗っている自分は
「算数が苦手」とか「歌うのが下手」とかっていう不得手なことの一つというとらえ方をしているのです。
なんら他の人と変わりはないのだから“車いすだからって特別あつかいはしないで”という気持ちがとてもすんなりと入ってきます。
案外こういう気持ちって大人の方が持ってますよね。
娘も幼稚園の頃、車いすではないけれど障碍を持つお友達がいて
でもだからといって特に垣根はなく園児たちが全員すんなり受け入れていたことを目にして
逆に親たちが気付かされたという思いがありました。
本当のバリアフリーってこういうことだなってしみじみ思う絵本です。