その昔、親に嫌われることは、本当に怖いことでした。
その事を、しみじみと思い返しながら、この本を読みました。
「いけない子」と自分で思っているぼく。
だから、サンタクロースは来てくれないかもしれない。
そんな悲しい気分のぼくの元に、再びよるくまが現れます。
かわいい、弟みたいなよるくま。
二人で夜空を飛行機にのって飛びます。
でも、よるくまはお母さんを見つけると、降りてしまって…
さびしい気分のぼく。
でも、誰かが読んでいるような声がする…。
このお話。
かなしいお話でもないのに、これ以上ないぐらい、優しいお話なのに泣けてくるのです。
不思議ですね。