読み終えた直後10歳の兄が
「たまご、ぜんぶわれたらええのに」
と一言。今年になってから体もぐんと大きくなり、親よりも友だちと遊ぶ方が断然楽しくなってきていて、なにかと親離れし始めたことを確信?させるような一言でした。嬉しいような悲しいような気持ちです。
8歳はまさにたまごにいちゃん、妹たちにはお兄ちゃんぶるのですがまだまだ甘えん坊。
ひっついてくると煩わしいくせに、離れようとすると寂しいなんて身勝手な私…たまごにいちゃんのお母さんのように、甘えたいときに甘えたいだけ甘えさせてやる母親のゆとりの大切さを痛感した絵本でした。
あきやまさんのとぼけたイラストとは裏腹に、ストーリーにこめられたメッセージにいつも心が打たれます。
子どもだけでなく、お母さんにもおすすめです。