話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

宮沢賢治の絵本 蛙のゴム靴」 どんぐりぼうやさんの声

宮沢賢治の絵本 蛙のゴム靴 作:宮沢 賢治
絵:松成 真理子
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年10月01日
ISBN:9784895881258
評価スコア 4.61
評価ランキング 4,097
みんなの声 総数 17
  • この絵本のレビューを書く
  • 蛙語が楽しい

    この絵本に出会うまで、宮沢賢治にこういう作品があることを知りませんでした。

    楽な気持ちで読み始めたのですが、だんだん嫉妬というか嫌がらせというか、
    心の悪の部分がだんだん滲み出てきて、子どもが読むにしてはちょっと
    キツイ内容かななんて思ったのですが、そういうことをふまえた上で、
    ラストは心を改める展開なので「セーフ」といったところでしょうか(笑)

    蛙にしかわからない「蛙語」が出てきたり、蛙の世界での習慣というのかな、
    そういう細かい設定があったりして笑わせてくれます。

    あと、独特な言い回しが良いですね。
    野鼠が小さなゴム靴を手に入れるまでを想像した描写があるのですが、
    野鼠には気の毒ですが、読んでいてとても楽しい部分でもありました。

    カン蛙への嫉妬をむき出しにしたブン蛙、ベン蛙の行動は、ある意味必見です。
    人間の世界でもこういうことがあるだけに、この場面にはいろいろと
    考えさせられました。ラストで改心してくれたみたいなので救われますが、
    これを読んだ子ども達が、いろいろと考えてくれることを期待すると、
    高学年向きの絵本ではないかと思います。

    投稿日:2012/05/25

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「宮沢賢治の絵本 蛙のゴム靴」のみんなの声を見る

「宮沢賢治の絵本 蛙のゴム靴」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / かいじゅうたちのいるところ / おこだでませんように / もこ もこもこ / うずらちゃんのかくれんぼ / はらぺこあおむし / いないいないばあ / ぐりとぐら / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(17人)

絵本の評価(4.61)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット