おじいさんからアリスへ、小さなアリスへと伝えられている三つのこと「大きくなったら、とおいくににいくこと」「かえってきたらうみのそばにすむこと」「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかすること」は子どもより良い成長に望むこと、今は答えが見つけられなくても、生きていく上での指針として大切なことが、上手く表現されていると感じました。
柔らかな色彩の絵で描かれるルピナスさんの人生から、見聞を広げ、そこから思考し、人々の役に立つような生き方の素晴らしさが押しつけではなく優しく語られているとても素敵な本でした。