朝鮮の昔話を子どもに読み聞かせるのは初めてでした。表紙からは少し怖がるかも?と思いつつ、読み始めてみるとどんどんお話に引き込まれました。四季折々の美しい風景で皆に愛された峠、でも絶対にここでは転べません。だって転ぶとあと3年しか生きられないのですから…。発想の転換によって、この峠で転んでしまったおじいさんが、わざわざもう一度山へ戻り、山の頂上から麓まで転がり落ち歓喜することになったのです。その裏にはおじいさんを想うある男性の考えがありました。
ぜひ小さいお子さんから大人まで読んで欲しい絵本です。