新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

  • かわいい
  • 学べる

ピーターのいす」 夏の雨さんの声

ピーターのいす 作・絵:エズラ・ジャック・キーツ
訳:木島 始
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1969年10月
ISBN:9784033280608
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,192
みんなの声 総数 65
  • この絵本のレビューを書く
  •  この絵本の作者、エズラ・ジャック・キーツのことを末盛千枝子さんは「小さな子ども達の喜びと悲しみを知る人だった」と、『小さな幸せをひとつひとつ数える』という本の中に記しています。
     そんなキーツは1916年にニューヨークの下町で生まれ、独学で絵の勉強をしたそうです。
     1983年に67歳で亡くなりましたが、今でもアメリカの絵本界では大きな存在だと末盛さんはいいます。

     キーツの絵本には「ピーター」という名前のついた作品がたくさんあります。
     中でも、この『ピーターのいす』は代表作のひとつで、1967年の作品ですが、今も人気の一冊です。
     ピーターというのは黒人の男の子の名前です。
     この作品ではピーターにかわいい妹が誕生しています。おかげで、お母さんは妹の世話にかかりっきり。しかも、ピーターが小さい頃に使っていたベビーベッドも食堂イスも今ではピンクに塗られて妹のものに。
     ピーターは断然面白くありません。
     そこで、愛犬のウィリーとまだピンクに塗られていない小さなイスを持って、家出することにしました。
     でも、家出といっても家の外に立っただけ。
     しかも、お母さんに「帰っておいで」といわれて、すんなり帰ってしまうところがかわいい。
     もっとも、ちょっといたずらをしかけたりしますが。
     そうして、ピーターは自分がもうおとなのイスに座れることにも気づくのです。

     子どもの成長を見ていると、この絵本のピーターのように弟や妹が生まれた時に少し変化がみられることがあります。
     キーツはそのあたりのことをとてもよく観察していると思います。
     小さな子どもの視点に立っているから、キーツの絵本は今でも読まれているのでしょう。

    投稿日:2019/02/17

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ピーターのいす」のみんなの声を見る

「ピーターのいす」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / くだもの / はじめてのおつかい

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(65人)

絵本の評価(4.64)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット